福井県教育総合研究所と協働でマネジメント研修を実施（令和６年６月４日）

　福井大学総合教職開発本部・連合教職大学院と福井県教育総合研究所が協働で実施しているマネジメント研修は、『学校組織マネジメント』と『カリキュラムマネジメント』の視点から、受講者が実践研究テーマを設定し、校内で年間を通して実践を進めていくという形の現職教員研修です。
　今回は、『学校組織マネジメント研修』として、講義と演習が行われました。参加した受講者の方からは、「今も進めている授業改革（子どもが主役、一斉指導からの脱却）に、大胆に取り組む勇気をいただきました。また、それを推進する周りの先生方を後押ししていきたいと思います。」、「対話的で様々な校種の先生と活発的な話し合いができました。研修がとても短く感じられるほど、夢中になれました。」などの感想をいただきました。

　この研修の後、受講者は、組織マネジメントについての具体的な実践プランの作成に取りかかり、次の「カリキュラムマネジメント研修」（７月２３日）につなげていきます。そして、12月には、学校別の実践プラン実施状況報告と管理職からの評価があり、来年2月に実践プランの報告と意見交換会が実施される予定です。

＜参加者＞37名（小学校９　中学校１１　県立学校１７）　

＜目的＞

（１）学校運営の理論に基づいたビジョンを理解し、その改善のための方法を学ぶことにより、管理的な職務についての意識を高める。

（２）人材育成、危機管理、学校組織の活性化などの実践について学び、学校運営の中心となる人物に必要な資質やスキルを高める。

（３）勤務校で活用できるマネジメントプランを作成し、実践につなげる。

＜参考＞研修受講者からの感想（抜粋）

・自分の校務分掌でできる組織マネジメントとして、自分も周りも幸せになれる学校作りをしていきたいと思いました。安全主任として、学校の安全を守るために教員も子供も自分たちで動ける組織作りをしていこうと思います。

・今も進めている授業改革（子どもが主役、一斉指導からの脱却）に、大胆に取り組む勇気をいただきました。また、それを推進する周りの先生方を後押ししていきたいと思います。

・学年主任として、スタッフそれぞれの個性を発揮できる組織の運営をすることで、子どもたちが安心して主体的に学べる日々に、また学校全体でふるさと学習や縦割り活動のより一層の充実をめざしていきます。

・本校を、「とりあえずやってみよう」という事ができる学校組織にしたい、しなければならないと感じた。

・価値観の転換の第一は、授業での意識改革だと思うので、研究主任として、授業改善をさらに推進したいと思います。

・対話的で様々な校種の先生と活発的な話し合いができた。研修がとても短く感じれるほど、夢中になれました。

・組織をアップデートするということを皆が目指せる方たちと学ぶことができた。もっと広い視野で、同僚の強みを見つけようと思えた。

・演習で新たな気付きができました。やってみよう、多様な考えが受け入れられると実感できました。前向きになれました。